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★1セット1,480円!お求めはこちらから!
※2013年4月3日より販売分は入力カップリングの電解コンデンサが
Panasonic製のMシリーズ50V2.2μFに変更になっているのと
アンプICが2024Bから2024Cに一つ新しいリビジョンの物に変わっています

皆様、こん○○は。Hでございます。

大変お待たせしました。表題の通り、新しいデジタルアンプ自作キットの
ご案内です。ご存知の方もおられるかとは思いますが、今年の春ごろに
こちらのTA2024を搭載した自作キットを少量ですが販売しておりました。
その際のフィードバックを元に改良を加えたのが今回のキットです。



それでは従来モデルとの変更点をご案内致します。
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●TA2024自作キットNFJコンセプトモデルの特長●
・デジタルアンプICにクラスT TA2024C(15W+15W)を採用

・8Ωタイプのスピーカーに最適化
※4~8Ωスピーカーで使用可能

・大型φ12.5mmタイプの電源平滑コンデンサを2個搭載可能
※標準2200uFx2=合計4400uFの大容量設定にしております。

・DCオフセット電圧調整機能追加
※音質面でも優位になり、ポップノイズも従来モデルに比べ大幅に
 低減することが実現できております。

・入力カップリングコンデンサの設定範囲を電解コン・フィルムコン・
 SMDの3種類を排他もしくは同時(パラレル)使用可能に設計。
※標準キットではPanasonic製Mシリーズ50V2.2μFとフィルムコン
 332を付属

・5Vラインに平滑電解コンデンサを追加
※5Vライン強化を図っております。

・チャージポンプ用フライングコンデンサに標準のSMD1uFに加え
 パラレルで小型電解コンデンサを搭載できるように設計。

・大型インダクタ(最大φ13mm)を搭載可能な設計に変更。
※前モデルでは搭載できなかった大型インダクタを搭載できるように
 部品配置を見直しております。また、標準キットに弊社オリジナルの
 φ9mmx12mm 22μHを付属しているため、最初から十分なパワー感を
 実感いただけるセット構成になっております。

・音声入力系統や電源入力系統を複数選択可能
※音声入力:三極PHソケット&3.5㎜ステレオジャック or RCAジャック
   電源入力:二極ターミナルブロック or DCジャック(外形5.5mm)


以上が大まかな前回からの変更点です。
TA2024に関しては前モデル(従来モデル)では比較的ポップノイズが
大きく、ユーザー様よりオフセット電圧の調整が出来る方が望ましい
といったご意見も頂いておりましたので、今モデルではDCオフセット
電圧を調整できるように半固定抵抗を追加しております。
同時にスピーカーインピーダンスの最適化を行い、従来モデルの
4Ω仕様から8Ω仕様へ変更しております。他にも色々と細かい部分で
改良や最適化を実施しておりますので、前モデルに加え設定範囲も
広がり遊べるキットとなっております。同時に音質面でも要所要所で
改良を加えておりますので、楽しんで頂けるキットに仕上がっている
のではないかと思われます。


ただ残念ながらこちらのTA2024キットに関しましても、中国特有の
問題点がございます。また実際に組み立てる際に留意して頂かなければ
いけない点がございます。詳しくは以下画像をご覧下さい。
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★付属部品組込目安図★

★シルク印字が間違っている箇所がございます!★
基板のシルク印字通りに組み立ててしまうと問題がございますので、
完成時の製品写真、及び、上記シルク印字修正箇所解説画像を
ご確認しながら組み立てて下さい。

特に注意して頂きたい点は、『C1』と『C7』の入力カップリングコン
デンサです。こちらはシルク印字の極性間違いという致命的な問題
がございます。ちょうど、YDA138キット本国モデルと同じです。
その為、必ず完成写真通りシルク印字に対して極性を逆に配置
(修正画像も参照)するように取り付けて下さい。

次に入出力関係のシルク印字間違いについてご説明致します。
こちらは厳密にはシルク印字通りに組み立てても音は出ます。
但し、スピーカーの出力端子が基板の形状的に逆になってしまい、
スピーカーケーブルをクロスさせなければいけなくなってしまいます。
なぜこうなったかを細かく説明させて頂くと長くなりますので省略しますが、
こちらは弊社ユーザー様でしたらお馴染みの典型的な中国人的思考での
基板設計に由来しており、音声さえでれば問題ないといった考え方に
起因します(汗 弊社で製品改良をしていた際に、再三にわたって注意を
促していたのですが受け入れられず、結局こういった顛末です(汗
TA2024キットに関しては、製造メーカーが弊社他製品と全く異なっており
今回の状態に持ってくるだけでも、かなりの時間を費やしました。
大変恐縮ではございますが、ご理解下さいますようお願いします。
ただ、完成写真どおりに組み立てて頂ければ使用時に問題になることは
ないかと思われます。

最後に、補足情報をお伝えします。
まず基板上の『C9a』と記載されている電解コンを実装させるような
パターンがございますが、基本的にはこちらの場所に部品は設置
いたしません。また、意図せずに適当に部品を実装するとデメリットが
ございます。使い方や意図がわかる方のみお使い下さい。


次にスピーカー端子用のターミナルブロックですが、こちらはYDA138キット
日本版と同様に連結タイプとなっております。その為、基板に組み込む前
に各ターミナルを連結させてから組み立てて下さい。端子の強度がかなり
変わりますので、取り付け時はくれぐれもご注意下さい。


以上、簡単ではございますが組み立て時の諸注意についてご案内させて
頂きました。



最後に少し余談がございます。TA2024デジタルアンプ自作キットは
初期ロットということもあり従来モデルでNFJ仕様としてキット化・部品選定
したキットを少量販売させて頂きました。それでも、多くの皆様に楽しんで
いただけたかと思います。その後、ユーザー様より複数のご意見・ご要望
を賜り、今回のNFJコンセプトモデルを作りあげました。先述でも少し
触れましたが、製造メーカーはFX-Audio-でもなく、弊社独自でもない
メーカーさんですが、開発者様自身がわざわざ遠くからご足労下さり、
弊社オリジナルキットの設計上のコンセプトや機能追加などを打ち合わせ
たうえで作り上げました。もともと電源設計専門のメーカーさんだったので
オーディオ向けの設計という意味では少々微妙でしたが、シルク印字の
間違い以外は満足できる形に仕上がったと思っております。

従来モデルでは色々な意味で「TA2024の音だなぁー」という印象でした
が、今回のNFJコンセプトモデルでは良い意味でTA2024の音を表現できて
いるのではないかと思います。従来モデルはTA2024の評価基板的な
要素が強かったですが、今回は多角的な視点で改善をかけております
ので、TA2024のベース基板としてふさわしいモデルになっていると思い
ます。

なお、TA2024キットに関してはICチップの入手状況が不安定になりつつ
ありますので、今後の反響を省みて今後の展開を模索していきたいと
思っております。これからもご指導、ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げ
ます


それでは今回のTA2024自作キットも宜しくお願い
します。もちろん弊社イチオシの逸品です!


※当ページは適宜加筆・修正します。