petit-susie_20211216

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
本格真空管ラインアンプのスタンダードモデルTUBE-00Jをリニューアル致しました。
回路の変更はございませんが、重要な役割を担うカップリングコンデンサを変更し、音質アップを狙いましたのでここにご案内致します。





2022年10月19日販売より、新ロットへリニューアル
オペアンプ増幅段と真空管増幅段間のカップリングコンデンサをEPCOS社製積層型メタライズドポリエステルフィルムコンデンサ(MKT)へ変更しました。
周波数特性が安定しており全周波数帯でフラットな傾向ですので原音に忠実な音質となり、更には音の分離と定位も良く見通しの良い空間表現で音質アップを狙いました。
後段の真空管増幅段で倍音成分が生成されますが、その前段に配置されているカップリングコンデンサの変更により音質調整を加味する事でその効果を更に高めました。

スタンダードモデルという事で、コスト重視の言わば入門モデルと言っても過言では無いと言える機種で、通常はコストを削って数売ってナンボの商品ではありますが、ここがNFJの魅せどころ!と言ったところで、ロット改定の度に重要なパーツにはコストを惜しまず良いものを投入して音質アップを試みているのです。


【変更ポイント】
今回、メイン基板回路の変更はございません。

・前段増幅後のカップリングコンデンサをEPCOS製積層型メタライズドポリエステルフィルムコンデンサに変更
・その他細かい部品変更
98erblog3


【製品の特徴】
標準付属真空管として6K4を採用
TUBE-01Jでは付属の真空管に6J1軍用管を採用していましたが、既に6J1が入手難で高騰しておりますのでスタンダードモデルのTUBE-00Jでは、標準で6K4を採用いたしました。
設計自体は6J1ベースで行われており、6K4でも問題ないように調整されていますが、本来の実力を味わっていただくには交換用真空管2個セット ミルスペック(軍用グレード)や、交換用真空管2個セット ミルスペック選別グレード品(共に別売)をお勧め致します。
6K4が良くないという事ではなく味わいの違いですので、お好みの真空管を探していただくのもTUBE-00Jの楽しみの一つです。

電源安定回路を強化
ノイズフィルタリング回路を物量投入からピンポイントに。
製品内の電源安定回路をコンセプトから根本的に見直し、昇圧ICと反応速度の良い電源回路でノイズレス供給を目指した回路設計になっています。

SN比の向上
電源回路の高電圧化と併せてグランドの安定を保ちつつ、特定周波数への電位差による隔離を更に強化。
真空管自体の動作安定化によるSNRの向上、全高調波歪の低下を実現しています。

オペアンプによるバッファ回路を搭載
バッファー回路には音質面でコストパフォーマンスの高いTexas Instruments製オーディオ用 オペアンプ「NE5532」(DIPソケット式)を採用!
オペアンプの電源は専用の電源フィルタを搭載し、オペアンプの実力を余すこと無く引き出します。
またオペアンプからの出力カップリングには、EPCOS社製積層メタライズドポリエステルフィルムコンデンサ(MKT)を採用。
スタンダードモデルでも重要な役割を担う部品にはコストを惜しまずこだわった結果、原音に忠実で音の分離と定位も良く見通しの良い空間表現を実現しています。

最大出力時でも余裕をもった出力カップリング
出力カップリングには、BCコンポーネンツ製(旧フィリップス)ベルギー生産特注仕様の高耐圧フィルムコンデンサーを採用。FX-AUDIO-製品で度々使われている実績のある逸品です。

スタンダードモデルでも音質には自信あり!
全体的な回路の改善と受動部品を減らし効率化を図っていますが、個々の回路は性能的に向上しているため、トータルで見ると非常に高いポテンシャルを秘めた真空管ラインアンプとなっております。

▼製品のお求めはこちらから!▼




▼上位モデルはこちらから!▼