先日リリースしましたPetit Tank Limited Ver.Kai(改)により、Petit Susie、Petit Tank シリーズについて再びご質問を多く頂いておりますので、こちらの記事によくあるご質問をまとめました。

シリーズ製品の組み合わせや接続順について

Q.Petit Susie/Tank シリーズは種類がいくつかありますが、どのような組み合わせが良いですか?
A.接続される電源や機器によりDC電源のノイズ状況は様々ですので、最適な組み合わせについてはご提案が難しく、実際にお試し頂いて比較するのが最善です。

Q.接続順はありますか?
A.基本的には電源→Petit Susie→Petit Tank→対象機器の順に接続します。
電源側にPetit Susieを接続してノイズをクリーニング、その後にPetit Tankを接続して更に電源の平滑化とバルクキャパシタとしてクリーニングされた電源を貯め、その後に接続する機器の電力供給要求に応じて電力供給を行います。

Q.多段接続可能ですか?
A.Petit Susie/Tankは多段接続可能です。
Petit Susieは基本的に1つに対して、Petit Tankを複数がお勧めです。
Petit Tankを重ねて接続する事で、バルクキャパシタ容量が大きくなり、接続機器から要求される瞬間的な大電力に対応できるようになります。
ただし、コンデンサのチャージが空の初期通電時に、接続した瞬間にコンデンサのチャージの為に大電流(突入電流)が流れます。
バルクキャパシタとしては容量が多い方が効果的ですが、キャパシタ容量が大きくなるに応じて突入電流が大きくなりますので、電源・ACアダプターによっては突入電流がショート時安全回路の閾値を超える事でリトライを繰り返したり、負荷が掛かる場合がございます。
Petit Susieを多段で接続して効果が出る場合もありますが、基本的には1台で効果を発揮する設計のフィルターとなっています。
Petit Tankと異なる点として、インダクタが負荷となるため、Petit Susieシリーズは必要最低限に抑えて頂いた方が良いです。
Petit Susie/Tankシリーズを複数お持ちの場合は、1台の機器に多段接続するよりも、接続可能な複数の機器に接続される方が効果的です。
例)DAC・プリアンプ・アンプなど同一系統の複数の機器全てに装着


直結端子についてのよくあるお問い合わせ

Q.直結した場合、元のDCプラグケーブルは接続しないのですか?
A.DCプラグでの接続接点のボトルネックを強化する為のギミックですので、直結接続を行った場合はDCプラグケーブルは接続しません。
接続しても問題ない事の方が多いですが、DCプラグケーブルを接続すると電気の流れが2分岐となる為不要なトラブルの元となりますので、基本的には接続しない事をお勧めします。

Q.どんなケーブルで接続するのですか?
A.DCプラグケーブルよりも太いケーブルでないと強化とならない為、最低限としてDCプラグケーブルより太いケーブル、可能であればなるべく太いケーブルでの接続を推奨しています。
DCプラグケーブルより太ければ、スピーカーケーブル等をお使い頂いても問題ございません。


その他

Q.熱収縮チューブを外して大丈夫ですか?
A.直結端子のご利用時やケースキットご利用の場合は熱収縮チューブを切って取り外して頂く事となります。
アクリルケースキットをご利用の場合、上下はアクリルパネルがございますが、横は空間がございますのでそちらからの非絶縁物の接触にご注意ください。
接続された電源・ACアダプターが正規PSE認証品の場合は、万が一ショートしたとしても安全回路により電流供給が停止される機構が備わっている為、問題となる事はございませんが、それでもご不安と感じられる場合、熱収縮チューブの一部のみカットしてケーブルや支柱を通してご使用頂く事も可能です。

Q.アクリルケースキットのアクリルパネルが白いのですが?
A.ケースキットのアクリルパネルは透明ですが、両面に傷防止のため保護シートが貼ってあり、乳白色に見えます。
保護シートを剥がして頂くと透明となりますので、保護シートを剥がしてご利用ください。

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